偽物見分け方
スーパーコピー(偽物)を見分ける方法とは?買取店が徹底解説
ブランド品を購入しようとして、スーパーコピーという言葉を目にした方が多いのではないでしょうか。
スーパーコピーとは、通常の偽物よりも精巧に作られた偽物です。本物と思っていたら実はスーパーコピーだったということもありえるので、見分け方を知る必要があります。
今回は、スーパーコピーの見分け方について、アイテムごとのチェックポイントや確実に見分ける方法をご紹介します。
スーパーコピーを見分けるのは難しい
これまでもブランド品の偽物は出回っていましたが、スーパーコピーは作りこまれており、見分けるのは非常に難しいです。
スーパーコピーを見分けるのが難しい理由を3つ見ていきましょう。
- ランクが高いと超精巧
- コピーする側も学習している
- 素材の質が高くなってきている
ランクが高いと超精巧
スーパーコピーには、ランクが付けられており、A、S、SS、Nの順に精巧になっていきます。最も精巧なNランクのスーパーコピーは、本物の作りはもちろん、素材も同じものを使っている場合があり、素人では見分けがつかないほどです。
ランクそれぞれの特徴は以下のようになっています。
- A:粗悪さがわかりやすいコピーで、市場に多く出回っている。
- S:本物には及ばず、革や金属などの劣化で違いがわかるコピー
- SS:本物よりも素材やつくりでワンランク落ちるが作りの良いコピー
- N:本物同等に仕上げ、素材によってつくられた精巧なコピー
コピーする側も学習している
スーパーコピーが出回らないように対策が講じられたり、見分け方をネットなどで調べたりできるようになっていますが、それに合わせてスーパーコピーの質も高くなっています。
見分けられやすいポイントをより精巧に作ったり、同じ素材を使ったりするなど、コピーする側も学習しているのが厄介なポイントです。
素材の質が高くなってきている
本物と偽物を見分けるポイントとして、素材の質がポピュラーでしたが、素材も見分けにくくなりつつあります。
これまでは安価な素材を使っているために見破りやすい場合がありました。しかし、特にNランクのスーパーコピーは本物に近い素材を使っていることも多く、一般の人では見分けるのが難しくなっています。
ここだけは要チェック!スーパーコピーの見分け方
スーパーコピーを見分けるためには、スーパーコピーの特徴を知る必要があります。
特徴はアイテムごとに異なるので、よく購入するアイテムに合った見分け方を知りましょう。ここでは、3つのアイテムについて見分け方を解説します。
- バッグ
- 時計
- ジュエリー
バッグの場合
バッグのスーパーコピーを見分けるポイントは、以下の4つです。
- 皮の状態
- 金具
- 刻印
- 縫い目
皮の状態
バッグに使われている革の状態は、スーパーコピーを見分けるポイントのひとつです。
例えば、レザーであればよく見ると細かい毛穴がありますが、偽物は毛穴がない、再現しきれていないといった特徴があります。
キャンパス生地は糸の本数が少なくて手触りが粗い、ナイロンは独特な臭いが強いなどが偽物にある特徴です。
金具
ファスナーやビス、スタッズなどの金具は、本物と偽物で違いがわかりやすい部分です。
金具の規格が決まっているブランドもあり、本物の金具の状態を知っていれば、一目で偽物がわかる場合もあります。
その他にも、メッキにムラがある、ロゴデザインが不自然、形状がいびつなども偽物に多い特徴です。
刻印
ブランドによっては、金具や生地に刻印が施されています。字体が微妙に違ったり、彫りの深さが異なっていたりする場合は、偽物の可能性が高いです。
また、偽物の刻印には、どこか無機質な印象があります。一目見ると精巧で綺麗であるものの、ブランドそれぞれの刻印の特徴を表現することはできず、違和感を感じるデザインになっているのです。
縫い目
縫い目は、ブランド品の専門知識がなくても気づきやすい部分です。本物は、縫い目の間隔が均等で、ほつれやはみ出しなどがなく、細部までしっかり作り込まれています。
一方、偽物の縫い目を見ると、縫い目の間隔が一定ではない、ほつれているなど、粗悪な印象を受ける作りになっていることが多いです。
時計の場合
時計のスーパーコピーを見分けるポイントは、以下の3つです。
- シリアルナンバー
- 秒針の動き方
- 金属の仕上げ状態
シリアルナンバー
ブランド時計には、シリアルナンバーが記載されていることが多いです。偽物の場合は、そもそもシリアルナンバーがない、シリアルナンバーの位置が違う、正しい刻印が入っていないなどの特徴があります。
偽物はレーザーで刻印していることが多く、ブランドでの刻印方法と異なる場合に、見た目に差が出やすくなっています。
秒針の動き方
本物の場合、質の高いムーブメントによって、秒針がスムーズに動き、流れるように回転するように見えます。
スーパーコピーでは、粗悪なムーブメントを使用しているために、1秒ごとにカチカチ動くことが多いです。
金属の仕上げ状態
本物のブランド時計は、金属部分をしっかりと研磨し、滑らかな肌ざわりや風合いを表現しています。
しかし、偽物は研磨仕上げが甘いことが多く、本物の肌ざわりを知っている人であれば、すぐにわかるほどの違いです。
ジュエリーの場合
ジュエリーのスーパーコピーを見分けるポイントは、以下の2つです。
- 宝石の中の傷や気泡
- 金属の仕上げ状態
宝石の中の傷や気泡
見た目だけでは判断が難しいですが、宝石の中に目を向けると偽物には特徴があります。エメラルドの場合は、気体・固体・液体の3つが内部にありますが、偽物ではどれかが欠けていることが多いです。
内包物だけでなく、傷に違いがある場合もあります。見た目には現れないので、鑑定士に見てもらう方が確実です。
金属の仕上げ状態
リングやネックレスなどには、宝石以外にも金属部分があり、そこに本物と偽物の違いが現れます。
偽物は仕上げが粗いことが多く、見た目の滑らかさや肌ざわりなどに違和感があるのが特徴です。
スーパーコピーを見分ける確実な方法
スーパーコピーの見分け方をアイテムごとに解説しましたが、素人ではわからない場合もあるでしょう。
自分では見分けられない場合には、専門家に見てもらうのが確実です。スーパーコピーを見分ける方法として、以下の3つから自分に合った方法を実践してみましょう。
- 正規店にメンテナンスに出してみる
- 鑑定に出す
- 買取店に査定に出してみる
正規店にメンテナンスに出してみる
スーパーコピーかどうか不安なときは、ブランドの正規店にメンテナンスに出してみましょう。問題なくメンテナンスを受けられれば本物ですが、偽物の場合は断られ正規品ではないことがわかります。
注意点として、偽物のメンテナンスを依頼して断られると、恥ずかしく肩身の狭い思いをするかもしれません。ただ、「偽物かも」と罪悪感を感じながら使ったり、誤って売買してトラブルになったりする心配がなくなるので、勇気を持って相談してみましょう。
鑑定に出す
スーパーコピーかどうかを見極めるためには、本物を十分に理解している必要があります。その点、お店で見たり、買ったりしているだけでは、素人には見分けられないことがほとんどです。
鑑定士は、日頃からブランド品に触れあっており、知識や経験をもとに見破ることができます。鑑定を依頼すると鑑定書を出してくれるので、真贋を証明できるのもメリットです。
鑑定に利用するお店によっては鑑定料がかかる場合もあるので、費用を考慮した上で鑑定を検討してみましょう。
買取店に査定に出してみる
買取店で査定に出してみるのもおすすめの方法です。査定すると売らなければいけないと思いがちですが、査定だけを受けられるお店も多くあります。
査定だけでは費用はかからないので、鑑定に比べてコストをかけずに真贋を確かめられるのがメリットです。
本物そっくりの偽物に要注意
スーパーコピーは、本物そっくりの偽物であり、ランクが高くなるほど精巧に作られています。偽物かどうかを見極めるポイントは、アイテムごとに異なり、素材や仕上げ状態などに違いが現れやすいです。
より確実に見分けるためには、正規店でのメンテナンスや鑑定、買取店での査定などを利用しましょう。まずは購入しないように見極め、不安がある場合は最適な方法でチェックしてもらうことが大切です。